@kensho_2021pham 様
ご返事頂きありがとうございます。
変異型p53のロジックはその通りだと思います。ただ、p53R170HノックインマウスにおけるCk1a欠損時のp53安定性の向上は、Wnt-siganalとの因果関係についてまでは言及していなかったと思います。そのため、私自身は腸がんマウスにおける変異をいれたp53の安定性は、Wntとの関係性を保留にしたまま読み進めておりました。既に報告がある部分もあるかと存じますので、もし何かご存知の方がいらっしゃればご教授いただければ幸いです。
ポリフェノール類の吸収や代謝効率については不明な部分が多いようですが、カテキンにおいてはガロン酸を含むものの方が含まないものに比べて吸収されにくいとされる報告もあるようです。腸内細菌による代謝を経る場合だけでなく、腸の粘膜から直接吸収されるものもありますが、個体がもつ腸内細菌叢の影響も大きいと思いますので中々評価が難しいのが現状だと思います。