YOSHIDA Haruka様
大変興味深い論文紹介有難うございます。
私は、ガンも腸内細菌もあまり詳しくありませんので、妙な質問をしてしまうかもしれませんがご了承ください。
頭の整理をしながら質問させていただきます。
Wntシグナル駆動マウスかつp53欠損となると、大腸ガンが大変なことになる。
一方で欠損ではなくp53R172H変異では、腸の中でも場所によって、ガンがむしろ抑制されたりする。
疑問①:これは変異型p53にはWntシグナルの阻害作用があるということでしたが、下流にはどういう分子メカニズムがあるのでしょうか?Wntシグナルの抑制が一般的に言われていることなのであれば、頭に入れておきたいと思いましたので。
次に、この場所による違いは腸内細菌の構成、特にガロン酸を分泌できる細菌叢がいるところでは顕著にガンができてしまう。ガロン酸がp53R172HのWntシグナル阻害を邪魔するから。
疑問②とても興味深いです。ガロン酸、初めて聞きました。脂肪酸の一種でしょうか。腸内細菌の代謝産物ということは、食物繊維などの中にもガロン酸を産生しやすいものなどがありそうですが、どうなんでしょうか?
よしだ様のおっしゃられるように、ミューテーションの種類を事前に診断することが、メカニズムベースの治療には必須だと感じました。この論文はまたじっくり読みたいと思います。
ご紹介ありがとうございました。