詳細なレポありがとうございます。
今回の論文のような現象、大変興味をひかれます。
がん生物学分野では、発癌は大御所Vogelstein先生の”多段階発癌説”が教科書的定説ですが、
個人的にはもっと奥が深い生命現象ではないかと感じています。
発癌と遺伝子の関係の面白い例:ギルバート著『発生生物学』第4章などに載っています。
遺伝子の意味=周辺環境との相互作用(腸内細菌叢など)との文脈で最終的に決まる!!
今回のように、同じ遺伝子変異でも、文脈によっては全く逆の意味を現すこともある。
今後ともよろしくお願いいたします。