CD161-CLEC2Dが腫瘍免疫抑制の新たな標的

CD161-CLEC2Dが腫瘍免疫抑制の新たな標的

  • このトピックは空です。
1件の返信スレッドを表示中
  • 投稿者
    投稿
    • #14564 返信
      大須賀覚
      ゲスト
      1+

      先週にCell で発表された論文が面白かったです。

      論文:Mathewson ND, Ashenberg O, Tirosh I, Gritsch S, Perez EM, Marx S, Jerby-Arnon L, Chanoch-Myers R, Hara T, Richman AR, Ito Y, Pyrdol J, Friedrich M, Schumann K, Poitras MJ, Gokhale PC, Gonzalez Castro LN, Shore ME, Hebert CM, Shaw B, Cahill HL, Drummond M, Zhang W, Olawoyin O, Wakimoto H, Rozenblatt-Rosen O, Brastianos PK, Liu XS, Jones PS, Cahill DP, Frosch MP, Louis DN, Freeman GJ, Ligon KL, Marson A, Chiocca EA, Reardon DA, Regev A, Suvà ML, Wucherpfennig KW. Inhibitory CD161 receptor identified in glioma-infiltrating T cells by single-cell analysis. Cell. 2021 Feb 10:S0092-8674(21)00065-9. doi: 10.1016/j.cell.2021.01.022. Epub ahead of print. PMID: 33592174. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0092867421000659?via%3Dihub

       

      悪性脳腫瘍であるGlioblastomaは、免疫チェックポイント阻害剤などの免疫療法が効かないことが有名です。

      本論文では、腫瘍内に浸潤しているT cellをSingle cell RNA-seqで解析して、NK cell receptorであるCD161が発現していること、その発現によって、T cellが腫瘍細胞を攻撃するのを防いでいることを発見しています。腫瘍細胞と腫瘍周辺間質細胞がCD161のLigand(接合相手)となるCLEC2Dを出していることも確認しています。

      CD161+ T cell をとってきて、CRISPRでCD161(KLRB1) をノックアウトしたCAR-Tを作り、マウスに投与すると腫瘍抑制効果が高まることを示しています。

      脳腫瘍研究者としては大変に興味深い論文でした。

      NK cell関連は専門外ですので、専門家の方のコメントをいただけると嬉しいです。

       

    • #14617 返信
      okazaki yoshihisa
      ゲスト
      0

      興味深い論文でした。

      1:T細胞にNK細胞受容体が発現している。

      2:腫瘍細胞が、NK細胞受容体のCLEC2Dを発現し、T細胞の抗腫瘍効果を抑制する。

      Imp;

      時系列的に、1→2でしょうか?

      ホスト免疫系が、抗腫瘍能up目的でNK細胞受容体発現させ進化→その進化に対する腫瘍組織側の進化でCLEC2Dを発現?

       

1件の返信スレッドを表示中
返信先: CD161-CLEC2Dが腫瘍免疫抑制の新たな標的
あなたの情報: